R−1ヨーグルトが癌に効果的の嘘ホント!ガンへの予防効果は無いと思う

<この記事の所要時間:約 7 分>

R-1ヨーグルトは近年のヨーグルトの中でも最も有名で話題になったヨーグルトと言っても過言ではないと思います。

話題になった理由はそのR-1ヨーグルトに含まれている乳酸菌1073R-1株の効果(試験で見られた結果)です。

その中でも特に、乳酸菌1073R-1株が含まれたR-1ヨーグルトが癌へ効果的。予防効果が有るという噂です。

これは本当なのでしょうか?

幾つか調べたことを交えながら、あくまでも独断と偏見から個人的な見解を述べさせていただきたいと思います。

株式会社明治の乳酸菌1073R-1株とは

乳酸菌1073R-1株は、明治が見つけたブルガリア菌の一種。

EPSという多糖体(糖分子の繋がった構造をもつ)を多く生成する事が特徴で、EPSは免疫機能の活性化につなげる役目を持ちます。

明治では乳酸菌1073R-1株の効果を測定するために様々な試験が行われています。

また、試験によって乳酸菌1073R-1株がNK細胞を活性化することが認められました。

NK細胞(ナチュラルキラー細胞)とは

NK細胞(ナチュラルキラー細胞)とは私達の体の中の免疫機能です。

体の中でウイルスを見つけると攻撃し、体の健康を守ります。

そして、体内の免疫システムの最前線で戦うのがこのNK細胞(ナチュラルキラー細胞)です。

最前線とはどういうことかというと、私達の第一の防御機能が皮膚や粘膜などです。

この皮膚や粘膜による防御をかいくぐり体内に親友してきたウイルスに感染した細胞を見つけると、即座にNK細胞がそれを攻撃して破壊します。

免疫機能には様々な種類がありますが、このNK細胞はまさに最前線で働き、感染症などを防いでくれているのです。

明治の試験でNK細胞が乳酸菌1073R-1株で活性化

r-1ヨーグルト

そんなNK細胞と乳酸菌1073R-1株の関連性に関して明治が試験を行いました。

人への実験

山形県の70〜80際の健康な高齢者57名と、佐賀県の60歳以上の高齢者85名が対象
乳酸菌と免疫システムの関連について調査を行いました。

山形県も佐賀県も2つの郡に分け、1方は乳酸菌1073R-1株を使用したヨーグルトを1日90グラム食べる。

もう1方は普通の牛乳を1日100ml飲む。

山形県の対象者には8週間、佐賀県の対象者には12週間継続してもらい免疫の変化を比較。

【結果】山形県・佐賀県の乳酸菌1073R-1株を含んだヨーグルトを食べた郡でNK活性が低かったグループの活性が上昇しました。

マウスへの実験

マウスでの実験では、乳酸菌1073R-1株を使用したヨーグルトを与えると、NK活性が増強されました。

インフルエンザウイルスに感染させたマウスに水を与えた場合と乳酸菌1073R-1株を使用したヨーグルトを与えた場合とでは、ヨーグルトを与えたマウスの方がインフルエンザウイルスが減少していた。という結果になりました。

更にヨーグルトを与えることでNK活性が上昇することが分かりました。

(情報参照:乳酸菌1073R-1株試験結果

NK細胞が癌を撃退?

そんなNK細胞ですが、これが癌細胞を攻撃します。

NK細胞は別名ナチュラルキラー細胞(=生まれながらの殺し屋)と命名されるほど、癌の抑止力となる重要な役割を果たしています。

癌細胞は健康な人でも毎日3000個〜6000個も発生しています。

しかし、私たちは、癌を患わずに済んでいるのは、免疫機能が癌細胞を見つけ次第殺す為です。

しかし、免疫機能が何らかの原因で弱る。

もしくは、癌細胞が免疫機能で処理できる以上に増殖してしまうことで癌を患ってしまいます。

NK細胞の凄いところは、癌細胞と戦うだけではなく、T細胞などの他の免疫の活性も促し、動員します。

さらに、Nk細胞は特定のがん細胞だけではなくあらゆる癌細胞に対応し攻撃します。

NK細胞は癌細胞への攻撃の司令塔であり主力でもあります。

乳酸菌1073R-1株が癌予防効果が有ると言われる理由

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つまり、乳酸菌1073R-1株を使用したR-1ヨーグルトが癌への予防効果・効能が話題になっている理由はここにあります。

乳酸菌1073R-1株は明治の試験によってNK細胞を活性化する効果があるという事が言われるようになり、そんな乳酸菌1073R-1株を使ったR-1ヨーグルトを飲むことで癌を予防することにつながるというわけです。

確かにこれは納得できる気がします。。。

実は筆者はR-1ヨーグルトをもう5年以上継続中

実はそんなR-1ヨーグルトを筆者はもう5年以上継続しています。

もう既に飲んだ本数的には1500本は越えていると思います。

筆者自身、R-1ヨーグルトを飲み続けて、感覚的にですが、効果を実感している一人でもあります。

では何故、筆者が今回の様な記事を書いたかといいますと、R-1ヨーグルトさえ飲めば癌の予防になると思っている方が非常に多いためです。

R-1ヨーグルトが癌予防の効果・効能が有るという嘘ホント

嘘・ホント

では、R-1ヨーグルトは実際に飲めば癌を予防することができるのか。

といえば、それは筆者的には違うと考えています。

R-1ヨーグルトをはじめ、最近では機能性ヨーグルトが多数販売されていますが、個人的に思うのは、”あくまでもヨーグルトはヨーグルト”であって薬ではない。という事です。

つまり、医薬品のように科学的・医学的に○○の疾患に対して効果が立証されているというものではないという事です。

メディアの影響で勘違いしてしまう

ですが、テレビなどのメディアではよく、健康系の番組で医師が出演して”○○の病気にこの食べ物が良い”という番組が流れています。

確かに医師の言うことですから正しいのかもしれませんが、このように報道してしまうと、”その食品さえ食べればその病気にならない”という風に思いがちです。

R-1ヨーグルトも癌予防になる。という報道をされると、あたかも”R-1ヨーグルトが癌の予防薬”の様な印象になってしまい、R-1ヨーグルトさえ飲めば癌にならない。と思いがち。

これは非常に危険な発想だと個人的に思います。

免疫力・NK細胞を高めるにはもっと重要な事が有る気がする

例えば、癌を予防するためには体の免疫力を付けることが大切という観点で言えば、免疫力を付けるにはR-1ヨーグルトを飲む以外にももっと重要な事がありそうです。

例えば食生活を整えるとか。適度な運動をするとか。睡眠をしっかりとるとか。。。etc

筆者が言いたいことを簡単な例えで説明すると、、、

野菜ジュースさえ飲めば野菜を食べなくて良い。

↑↑これは誰にでも分かる勘違いだと思いますが、「R-1ヨーグルトが癌予防になる」と思ってR-1ヨーグルトを飲むのは、この例えと同じくらい勘違いの様な気がしてなりません。

R-1ヨーグルトはヨーグルト。健康維持の一助として

ヨーグルト

R-1ヨーグルトさえ飲めば癌を予防できるという考えは、怖い考えだと思っていますが、ヨーグルト自体は筆者的に健康に良いものだと思います。

実際に筆者自身もR-1ヨーグルトを継続することでその恩恵を受けた一人でもあります。

ヨーグルトは継続することで健康の一助にはなると思っていますので、継続することが健康につながり、免疫力の向上などにつながることで間接的に、いつの間にか癌の予防になっていた。

また、インフルエンザに掛かりにくくなったり。

このように、継続によって健康維持につながり、それが免疫力につながり、さらにその延長線上の副産物として、知らず知らずのうちに様々な健康効果がもたらされた。

そくらいに思ってR-1ヨーグルトを飲む事が重要だと筆者個人的には思います。

過信は禁物です。

是非、薬的に捉えてR-1ヨーグルトを継続するのではなく、あくまでも食品としてのR-1ヨーグルトを健康管理の一貫として捉えて継続してみてはいかがでしょうか?