「高菜食べてしまったんですか」
このパワーワードで有名な元気一杯
ネット上で話題のラーメン屋として多くの日本人や外国人観光客も訪れている。
昼頃になると決まって行列が店前に出来ている。
そんな元気一杯に今回、約6年振りに行ってみたのでレビュー
まず、そもそも何故、6年という歳月が空いたのか。
「高菜食べてしまったんですか…」の恐怖
それは前回(6年前)元気一杯に行ったときのことである
友達二人と元気一杯へ
実は、この友達と行く前、僕は1人で元気一杯に行ったことが有る。
「スープから飲まなければならない。」という事は実際に行った際の経験と、ネット上の情報で知っていた。
そのことを友達に話すと、
「本当に怒られるのか試してみようや」
と言われた。
その言葉に耳を貸さずに、スルーしていればよかったものの。
僕は何故か
「いいね」
と返してしまった。
僕も若かったのか。
じゃあ!ということでテーブルの上の高菜を箸でつまみ
少しずつお互いに食べてみた。
ちなみに元気一杯の高菜は激辛
「辛い辛い」と反応していると、、、
なんしよんかあああああああああああああああああああああああああ
高菜食べたらいけんやろぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
店主の怒号
ビクッ!!!!
となる僕ら。
そこで女性店員さんが
「味覚が変わってしまうので、30分程してまた来てください。」
そう言われて僕らは本当に追い出されてしまったのだ。
その後は友達とテンションはガタ落ち。。。
以後この元気一杯には行っていなかった。
それから6年後の現在。
インスタグラムの投稿を見ていると元気一杯の写真が流れてくるように。
「あれ、撮影禁止じゃなかったっけ」
と思い調べるとどうやら撮影はOKになったらしい。
それならばと思い、タイミングをみて今回、元気一杯に再びリベンジすることに。
6年振りの元気一杯はナウでヤングだった
6年振りに1人での元気一杯。
実は少し緊張していた。
当時のトラウマが有るからだ。
以前怒鳴られた経験以後、僕は、
ラーメンはスープからしか食べられない体質になっていた程だ。
店へ入る。
あの時の店主ではなく、若い男の店員さんが接客。(恐らく30代前半か半ば位)
その瞬間、すこし安心した。
しかし、彼は接客で、奥には当時の店主が。
見た瞬間に若干背筋がピンとなる。
ただ、当時の店主のキリッとした威圧感は今はなく、めちゃくちゃ柔らかい雰囲気になっていたのだ。
あれ、見た目は変わらないが、違う人なのかな?と思うほど、優しい雰囲気。
この時点でかなり安心した。
店内を見渡すと、基本的に大まかには以前と同様で、カウンターとテーブルが有る。
ただ、少しずつ細かいところで変わっていた。
変わった点。
まず、メニューが全体的に値上がりしていた
以前は、ラーメン1杯が650円だったが、値上がりしたようだ。
店内の撮影がOKに
以前は、撮影どころが私語も出来ない様な殺伐とした雰囲気だったが、現在では、撮影もOK
メディアへの露出も行っているらしい。
結果、テレビ出演は勿論、インスタグラムでは沢山の元気一杯画像が投稿されている。
夜は高菜の辛さが選べるようになっていた
高菜のツボが大きくなっていた。
以前は、高菜が入っている器はツボみたいな形で、大きさも半分ほどだったが、現在では丼になっていた。
新メニューが登場!カレーラーメン!
カレー味の替え玉は気になる。
その他にも、ティッシュセットが100円で売られていた。
そんな中でも、一番驚いたのが、これ!
【元祖!!博多クリーミー豚骨ラーメン】と記載されている部分。
以前何が書かれていたかご存知ですか?
実は、こう書かれていたんです。
おことわり。当店では「ラーメンはスープが命」とこだわり、「スープから味わってこそ美味しい!」ラーメンをと独自の調理法で作っております。「スープから味わう食べ方」がお好みに合わない方は当店のご利用をご遠慮ください。
この言葉は、当時僕のラーメンを食べるスタイルに大きな影響を与え、僕自身は、この時の経験からラーメンはスープからしか食べられない体質になってしまったのです。
しかし、この言葉が今では元祖クリーミー豚骨に書き換わっている。
もう麺から食べても良いのだろうか。
いや、それでもラーメンはスープからだ。
試す度胸もない僕は、一瞬頭をよぎった麺からという考えをすぐに破棄した。
お店の内観自体は大して変わらないが、メニューやルールなどが、完全に今風になっていた。
ナウでヤングな客層を取り入れるには充分な施策だ。
6年ぶりの元気一杯豚骨ラーメンを実食
運ばれてきた瞬間に鼻に漂う豚骨臭。
ラーメンの見た目は変わらない。
濃厚でクリーミーな豚骨スープだということが見ただけで分かる。
まずは、スープから。
!!!
以前の元気一杯のラーメンの味では有るが、若干深みが増しているようなきがする。
味にコクが増している。
元気一杯は進化しているのかもしれない。
麺は細めん。
濃厚なスープがよく絡む。
コシがあり美味しいシコシコ麺。
高菜を浸して食べてみる。
激辛高菜も健在。
濃厚なスープに絡みがプラスされて美味しい。
そして、飲みすぎると確実に胃もたれするスープと共に1枚だけ入っているチャーシューを食べる。
とろっとろで美味しい。
今回、6年振りに元気一杯に行ってみて本当に良かった。
元気一杯へのトラウマも完全に解消された。
また行きたいと思う。
博多へ来られた際には一度行ってみてはいかがだろうか。